製炭体験イベントで伐採木の有効活用研究を紹介 木高研と国交省能代

 伐採した樹木で木炭を製造し、その有効活用を考える研究を進めている県立大木材高度加工研究所(木高研)と国土交通省能代河川国道事務所は17日、能代市海詠坂の同研究所で製炭の体験イベントを開き、参加者が研究の一端に触れた。両機関は従来から、県北地区の国道7号などを「のしろ白神の道」として歴史と文化の薫る風景街道に育てていこうと組織した「のしろ白神ネットワーク」の取り組みと連携。その過程で令和4年度、樹木で木炭を製造して有効活用を探る研究に着手し、雑草の成長抑制の効果を実験している。実証試験3年目の今年度、より多くの人に研究内容を知ってほしいと製炭の体験イベントを企画。両機関のほか、黒松の剪定(せんてい)ボランティアに取り組む能代バイパス黒松友の会の会員2人が参加した。

伐採した樹木で木炭を製造し、その有効活用を考える研究の一端に触れる参加者(能代市海詠坂で)
伐採した樹木で木炭を製造し、その有効活用を考える研究の一端に触れる参加者(能代市海詠坂で)

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