アトラス彗星輝く 能代山本でも肉眼で見られる

 昨年発見された「紫金山(しきんざん)・アトラス彗星(すいせい)」が地球に最接近し、その後能代山本でも肉眼で見られ、愛好者たちが写真に収めている。見頃は20日ごろまでだが、今後は少しずつ明るさが減っていく。「紫金山・アトラス彗星」は、昨年に中国の紫金山天文台と南アフリカ共和国の小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)によって発見された。能代市柳町の加賀谷優さん(69)は、13日午後6時10分ごろから八峰町峰浜水沢の海岸で彗星が水平線に沈み始めるまで約2時間にわたって撮影。「ネオワイズ彗星が接近した時(令和2年)はカメラを持っていなくて写せず悔しい思いをしたので、今回はしっかり用意した。彗星を撮影したのは幼少の頃のベネット彗星以来でとても感動し、その時に戻ったような気分になった」と話した。

能代山本でも観測できた紫金山・アトラス彗星(13日、加賀谷さん撮影)
能代山本でも観測できた紫金山・アトラス彗星(13日、加賀谷さん撮影)

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