教養大生が山仕事体験 能代市二ツ井町梅内で「秋田学」始まる

 国際教養大の学生が地域を訪れて秋田の暮らしや文化を学ぶ「秋田学Ⅰ」はこのほど、能代市二ツ井町梅内で始まった。留学生を含めた学生たちは山仕事を体験しつつ、森林資源を収入に変える仕組みや地域独自の取り組みを学んでいる。同大の椙本歩美准教授の「秋田学」は、山と人とのつながりから秋田の暮らしや文化を学ぶ授業。山林資源を収入につなげるための独特の取り組みを続けている梅内聚落と昨年から連携し、住民の仕事や仕組みを学んでいる。今年は先月29日から始まり、初日は聚落林などでチェーンソー、草刈り機の使い方を学びながら、間伐材を輪切りにする「玉切り」や下草刈りなど森林の手入れを実地体験した。学生たちは今月も訪れて現場体験を行うほか、12月に学習内容を発表する報告会を予定している。

山林仕事のベテランたちから取り扱い方を教わりながらチェーンソーを手にする学生
山林仕事のベテランたちから取り扱い方を教わりながらチェーンソーを手にする学生

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