金田勝年氏が政界引退 衆参通算7期28年、法相も務め
自民党の参院議員2期、衆院議員5期を務めた金田勝年氏(75)が9日、政界を引退した。28年間にわたる政治家生活を振り返り、「わが国と愛する故郷・秋田のために身をささげ働いてきた。支えてくれたすべての皆さまに心から感謝申し上げる。議員生活は一区切りとなるが、経験を伝えていければと思う」とコメントした。金田氏は潟上市出身。一橋大経済学部を卒業後、旧大蔵省に入省。主計官を辞して平成7年の参院選秋田選挙区に初出馬し当選。2期務めた後、秋田2区選出の衆院議員だった野呂田芳成氏(故人)の後継として衆院に転身。能代市に拠点事務所を置き、21年の総選挙で当選し5期務めた。28年8月には法務大臣として初入閣し、令和2年10月から衆院予算委員長。党幹事長代理なども担った。