旧仁鮒小の解体材、地元集落受け取る 神社の休憩所修繕に使用

 能代市二ツ井町の仁鮒部落(成田光博区長)は5日、市が解体工事を行っている旧仁鮒小の梁(はり)や柱を市教育委員会から解体現場で譲り受けた。紅葉スポットとして知られる同地区の銀杏山(いちょうさん)神社の休憩所を今後修繕する際に使用したい考え。解体材は同部落が市教委に譲渡を希望した。この日、住民や業者、市教委の担当者など10人余りが解体現場に集まり、材の引き渡しを行った。切って長さを調整した梁7本と、柱約40本を譲り受け、トラックで運搬して地区内の空き地に仮置きした。成田区長(74)は「修繕の費用を抑えるとともに、仁鮒小のものをいくらかでも残せればと思った。予算を確保する必要があり、できれば2、3年後に修繕したい」と話した。

仁鮒部落が譲り受けた旧仁鮒小の梁
仁鮒部落が譲り受けた旧仁鮒小の梁

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