圃場に「黄金色のカーテン」 刈った稲、はさ掛けで天日干し

 稲刈りが進む能代山本地方で、刈り取った稲を天日乾燥させるはさ掛けが見られている。機械による乾燥作業が普及して目にする機会は減っており、「黄金色のカーテン」のような光景が道行く人たちの関心を引いている。能代市朴瀬地区では県道常盤峰浜線南側で、はさ掛けが見られた。同市の清水甚九郎さん(82)と智喜さん(48)の親子が、あきたこまちを育てる圃場(ほじょう)に設置されている。智喜さんによると、地区内で作付けする約3㌶のうち、約90㌃の収穫分ではさ掛けを行っている。農薬や化学肥料を使わず、さらに天日乾燥させることで付加価値を高め、JA出荷分と区別して独自に販売しているという。

爽やかな青空の下、はさ掛けされた稲穂(能代市朴瀬地区で)
爽やかな青空の下、はさ掛けされた稲穂(能代市朴瀬地区で)

関連記事一覧

error: Content is protected !!