「白砂青松」再現へ渟西小児童と松葉かき 風の松原に守られる人々の会

 能代市の住民グループ「風の松原に守られる人々の会」(桜田隆雄会長)と渟西小の児童たちが2日、同市河戸川西山下の松林で林床改良作業を行った。クロマツの生育環境を整えて、砂と松が織り成す「白砂青松」を再現しようと、約50人で松葉かきに汗を流した。砂地に落ちた松の枝葉を放置しておくと腐葉土化して栄養過多となり、広葉樹や雑草が生えて松の成長が妨げられるとされる。人々の会は平成23年5月、砂防林を管理する県や市と「能代市海岸保安林における林床改良の実施に関する協定」を結び、同年から県保安林約20㌶で「白砂青松」を取り戻すための保全活動を実施している。渟西小は総合学習で「風の松原マイスター(名人)」を目指す活動の一環で4年生34人が参加した。

松葉かき作業に励む渟西小児童と会員(能代市河戸川で)
松葉かき作業に励む渟西小児童と会員(能代市河戸川で)

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