八峰町の協力隊員3人、140年続く果樹園継承へ 栽培技術取得に奮闘中

 八峰町峰浜水沢の果樹園の経営を継承しようと、地域おこし協力隊の隊員3人が栽培技術の取得に奮闘している。明治時代から約140年続く「笠原果樹園」の園主・笠原吉範さん(67)は人手不足から今年限りでの大幅な規模縮小を考えていたが、任期満了に伴い今年度末で協力隊を退任する山田勝さん(35)らが栽培に挑戦したいと志願。今年度中の事業継承に向け、笠原さんから栽培の基本を学んでいる。協力隊・農業推進コンシェルジュの山田さんと妻の菜々子さん(36)、定住・移住コンシェルジュの越前谷淳さん(37)の3人は今後合同会社を立ち上げ、今年度中に事業継承する方針。果樹園は有償譲渡される。

笠原さん(左)が見守る中、ナシを収穫する地域おこし協力隊の山田勝さん(右)ら
笠原さん(左)が見守る中、ナシを収穫する地域おこし協力隊の山田勝さん(右)ら

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