秋銘展、販売総額が前年下回る 市況低迷や原木不足響く

 県銘木センター(瀬川貴志理事長)の三大特市の一つ「第56回県銘木展示大会」(秋銘展)は最終日の28日、能代市河戸川の同センターで前日に続き製品の競りを行った。2日間の販売総額(原木市の68万円含む)は約2500万円で、前年を670万円下回った。物価高と住宅着工の落ち込みに端を発した木材市況の低迷や原木不足が響き、低調な商いとなった。瀬川理事長は「物価の高騰と家が建たないことで全国的に木材市場が苦戦している。好調な九州市場でも製品が売れないほど。年間を通じて一番原木が少ない時期でもあるが、原木が不足している状況を見ると、2500万円の売り上げは健闘したといえる」と3日間にわたる特市を総括した。

競り落とされた製品を確認する地元業者(県銘木センターで)
競り落とされた製品を確認する地元業者(県銘木センターで)

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