老舗菓子店「松雲堂」事業停止 自己破産申請へ
能代市柳町の菓子店・松雲堂(塚本正代表)が25日で事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが分かった。地域の人口減少などにより売り上げが落ち、コロナ禍で経営がさらに悪化、資金繰りがつかなくなったとみられる。同店は、昭和6年創業の老舗菓子店。柳町に本店と工場を構えて和・洋菓子を製造販売し、同市寺向のアクロスにあるいとく能代ショッピングセンター内にも販売拠点を設けていた。同店の代理人を務める弁護士によると、25日で事業停止し、同日付で社員11人を解雇した。負債総額は4千万円以上とみられる。秋田地裁能代支部へ自己破産申請する準備を進めているという。