県漁協北部支所に初の女性漁師誕生 八峰町峰浜沼田の小林さん

 八峰町八森の県漁協北部支所で初の女性漁師が誕生した。同町峰浜沼田の小林由布子さん(47)は趣味の釣りが高じてプレジャーボートを所有し、漁に励みながら八森漁港で唯一の遊漁船も運航。週末は利用者を船に乗せ、釣りの楽しさを発信している。小林さんは「漁業は担い手不足が課題。興味を持ってもらえるよう、特に若い人に漁業の楽しさや魅力を伝えていきたい」と力を込める。小林さんは秋田市生まれ。父が同町峰浜沼田出身で、伯父が岩館地区で漁師だった縁で幼い頃から釣りに親しんだという。20代で本格的に釣りに熱中し、小型船舶の免許も取得した。一昨年に大館市から父の実家に移り住み、農業で生計を立てつつ、昨年6月に県漁協北部支所の組合員になった。

「漁業の楽しさや魅力を伝えていきたい」と語る小林さん
「漁業の楽しさや魅力を伝えていきたい」と語る小林さん

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