大学生らと稲刈り作業で交流 能代市の母体炭焼き実行組合

 能代市母体地区で炭焼きに取り組んでいる住民有志による稲刈りイベントが23日、同地区で行われた。住民のほか大学生ら地区外からも参加、炭を混ぜ込んだ田んぼで順調に育ち、黄金色の穂を揺らすあきたこまちを1束ずつ鎌で刈り取り、実りの秋を実感しながら交流を楽しんだ。同地区の住民有志らでつくる母体環境保全プロジェクト(戸松明雄会長)の母体炭焼き実行組合が企画。地元のナラを使い、昭和30年代まで盛んだった炭焼きの復活とともに、3年前から稲作における炭の有効活用方法の検証にも着手。また、集落に人を呼び込もうと、田植えと稲刈りのイベントも企画している。イベントには地元住民や秋田公立美術大の野村松信教授(同市桧山出身)と1年生4人、三種町に滞在中の米国人男性など合計20人余りが参集した。

炭をすき込んだ田んぼで黄金色に実ったあきたこまちを昔ながらの手刈りで収穫する参加者たち
炭をすき込んだ田んぼで黄金色に実ったあきたこまちを昔ながらの手刈りで収穫する参加者たち

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