県産こまちの新米店頭に 価格は高値、前年の1・5倍以上

 能代山本のスーパーに県内産あきたこまちの新米が並び始めた。価格が5年産の1・5倍以上という店舗もあり、肥料や資材といった農家の生産コストの高騰や、5年産米の品不足などを背景に値上がりした。ただ、農業関係者の中には、店頭価格の現状について「需給バランスの実態を超えた高値になっている」との受け止めもあり、コメの消費減などを懸念する声が聞かれた。能代市内のあるスーパーは20日、県内の米卸業者を通したこまちの新米を店頭に並べた。価格(税込み)は2㌔が1599円、5㌔が3759円、10㌔が6999円。5年産と比べ、それぞれ1・5倍、1・6倍、1・7倍に上昇した。

能代市内のスーパーに並び始めた県内産あきたこまちの新米
能代市内のスーパーに並び始めた県内産あきたこまちの新米

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