県北4市町職員ら対応確認 能代市で災害廃棄物の処理訓練

 県北の自治体職員を対象に災害廃棄物処理の初動対応力向上を図る訓練が18日、能代市落合のアリナス駐車場で開かれた。能代市と藤里町を含む4市町と県の担当者、収集運搬協力業者ら約30人が参加し、「仮置き場」の開設と運営をシミュレーションした。県内では大雨災害による開設が増えており、主催した県は、適切な場所や、選別作業などの体制を具体化させて備えることが重要と呼び掛けた。訓練の前半では、昨年7月に秋田市の仮置き場の運営に携わった同協会担当者が当時の状況を報告。担当者は「水害の場合、水が引いた直後から片付けが始まるため、早期の開設が必要になる」とし、平時から適切な場所を想定して備える必要性を強調した。

昨年7月に秋田市で開設された「仮置き場」の事例報告を聞く市町の担当者
昨年7月に秋田市で開設された「仮置き場」の事例報告を聞く市町の担当者

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