就職希望高校生の採用選考解禁 「売り手市場」で企業は人材確保難しく

 来春卒業予定の高校3年生を対象にした企業の採用選考は16日に解禁され、3連休明けの17日は能代山本でも複数の事業所で選考が行われた。ハローワーク能代管内の求人数(7月末現在)は375人で、県内就職を希望する生徒に対する求人倍率は5・00倍。求職側に有利な「売り手市場」が続き、企業の人材確保難も浮き彫りになっている。精密小型モーターの部品などを製造する能代オリエンタルモーター(能代市扇田字扇渕)では17日、市内高校の女子生徒1人が試験に臨み、筆記や作文、面接を行った。採用担当の櫻井拓也・業務課長によると、大卒・高卒合わせて3人の採用を計画しているが、高卒の応募は現時点で1人。特にここ2、3年は新卒採用が難しくなっているという。

採用選考の筆記試験について説明する企業の担当者(能代市の能代オリエンタルモーターで)
採用選考の筆記試験について説明する企業の担当者(能代市の能代オリエンタルモーターで)

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