石井漠の古里で県内外の舞踊家舞う 三種町会場にＡＫＩＴＡ芸術祭開催

　三種町下岩川地区で生まれ育った石井漠（本名・忠純、１８８６─１９６２年）など本県出身で世界的に有名な舞踊家にちなんだ「ＡＫＩＴＡ芸術祭─羽州街道おどり旅─」が15日、同町で行われ、県内外の出演者が踊りを披露した。本県出身の舞踊家では秋田市に生まれた土方巽（１９２８─86年）もおり、実行委員会が本県の芸術文化や観光振興に寄与しようと、昨年に続いて開催。14日から29日まで三種町と秋田市、羽後町の各地で公演する。三種町は石倉山公園（森岳）と「湖北邸」（鵜川字東鵜川）が会場となり、石倉山公園の展望台では秀島実さんと、石井漠の弟子、石井みどり（１９１３─２００８年）に師事した松永茂子さんが出演。石倉山公園の自然を背に独創的な踊りを見せ、観客の関心を集めた。