白熱の取組に地域住民声援 藤里町米田地区で「根城豊作相撲」

 藤里町米田地区の伝統行事「根城豊作相撲」は15日、同地区の米田相撲場で開かれ、地元の根城青年団(小森純也団長)の団員やOB、町内外から参加した小学生力士らが熱気にあふれた取組を披露した。豊作の願いと感謝を込めた取組に、土俵を囲んだ家族や地域住民が声援を送り、伝統行事を楽しんだ。稲刈りを前に開かれる豊作相撲として現在まで約120年にわたって受け継がれ、28歳までの男性に加入資格がある同青年団が中心となり、毎年9月中旬に開催。この日の結びに東の大関「駒ケ岳」(加藤治門さん)と西の大関「根城ケ原」(安部彰宏さん)が土俵に上がり、熱戦の末に「来年も神様が見に来てくれるように」という昔からのしきたり通り、行司が勝負預かりとしてすべての取組を終えた。

熱のこもった取組が繰り広げられた根城豊作相撲(藤里町の米田相撲場で)
熱のこもった取組が繰り広げられた根城豊作相撲(藤里町の米田相撲場で)

関連記事一覧

error: Content is protected !!