豊作に感謝し14演目次々と 能代市二ツ井町の富根報徳番楽
能代市二ツ井町の富根報徳番楽保存会(米川貢会長)の作番楽は15日、同町飛根の愛宕神社境内にある町内会館で行われた。高校生からベテランまで力強い武士舞やこっけいさが特徴のさぎり舞などを披露したほか、昼食時にはきりたんぽ鍋が振る舞われ、来場者は地域で守ってきた伝統芸能と交流を楽しんで収穫期の1日を過ごした。富根報徳番楽は、昭和58年に県無形民俗文化財に指定。保存会の最大行事に位置付けられている作番楽は、帰省客に郷土芸能を楽しんでもらおうとお盆に行っていたが、本来は神仏に豊作を感謝する行事であることから、平成24年からは稲刈り期の9月に開催している。