「オイサ、オイサ」とみこし威勢よく 能代市の八幡神社祭典

 能代市柳町の八幡神社(濱川史子宮司)の神幸祭は15日に行われた。重厚なみこしが男衆に担がれて市中心部を練り歩き、秋の風が吹き始めた街に威勢のいい声が響いた。みこしの御神幸は、かつて祭神が祭られていた御旅所(清助町)に御神体が里帰りする行事で、地域の五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を祈願する。同神社で神事を行った後、みこしが出発。担ぎ手は10代から50代の男衆約60人で、さらしと鉢巻き姿で気合を入れ、「オイサ、オイサ」と声を張り上げた。秋の訪れを感じさせる涼風も吹く沿道で、市民が勇壮な巡行を見守っていたほか、渟城幼稚園の年長児も稚児行列で参加し、花笠をかぶったかわいらしい姿で和ませた。

男衆が威勢のいい掛け声を響かせ、みこしが練り歩いた(能代市内で)
男衆が威勢のいい掛け声を響かせ、みこしが練り歩いた(能代市内で)

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