熱演で伝統芸能の魅力伝える 森岳歌舞伎奉納公演

 三種町の森岳歌舞伎保存会(石塚善信会長)は15日夜、同町森岳字岩瀬の八幡神社境内にある農村歌舞伎会館で奉納歌舞伎を行った。会員が熱のこもった演技で「太閤記─九段目組打の場」を披露し、引き継いできた伝統芸能の魅力を見物客に伝えた。森岳歌舞伎は町指定の無形民俗文化財で260年余りの歴史がある。江戸中期に当時の森岳地区を訪れた修験者が住民に見せた歌舞伎が始まりとされ、家内安全や五穀豊穣(ほうじょう)を願って八幡神社に奉納されてきた。近年は9月に開催される町の「伝統芸能の祭典inみたね」の夜の部で公演している。この日は森岳小の児童が森岳通り音頭や、子ども歌舞伎として「白浪五人男─稲瀬川勢揃(ぞろ)いの場─」も披露された。

森岳歌舞伎保存会が「太閤記─九段目組打の場」を熱演(三種町森岳の八幡神社境内で)
森岳歌舞伎保存会が「太閤記─九段目組打の場」を熱演(三種町森岳の八幡神社境内で)

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