共生社会実現の力に 能代市で手話奉仕員養成講座始まる

 能代市主催の手話奉仕員養成講座は5日、市役所会議室で開講した。来年2月まで週1回、全22回にわたる入門課程で、受講者はそれぞれの目標を胸に「生きた手話」の習得をスタートさせた。同講座は、手話を使える人を増やしながら障害者への理解を促進し、共生社会の実現につなげることが目的。市聴力障害者会(佐々木忠之会長)に委託し、同会と能代手話サークルはまなすが講師を務める。初日は13人が受講。市聴力障害者会の下間佳代子さんらを講師に▽相手と視線を合わせてから話す▽手話の単語は手の形、位置、動きでできている──といった基本を押さえた後、「良い」「元気」「遊ぶ」などの単語の表現に生き生きと挑戦した。入門課程は22回のうち15回以上の出席で修了証が交付される。来年度は基礎課程を開く予定。

手話奉仕員養成講座が開講(能代市役所で)
手話奉仕員養成講座が開講(能代市役所で)

関連記事一覧

error: Content is protected !!