能代・八峰に風力発電所を建設中の合同会社、市民ファンドで資金調達へ

 県内外の16社と能代市が出資し、同市から八峰町にわたる農地などに県内最大規模の風力発電所を建設中の「白神ウインド合同会社」(同市河戸川、代表社員=大森建設)は、資金調達の一部に活用する「市民ファンド」の募集を10月1日に開始する。能代、八峰両市町民や企業から出資を募り、売電収入を配当する。地域の住民と企業に限った風力発電事業の資金調達は国内でも珍しい。事業費約380億円のうち20億円を住民や法人からの出資で賄う。1口10万円で最大50口(500万円)まで応募できる。契約期間は5、7、10年で、利息3%の単利計算で配当する。申込期間は10月1日から来年1月17日までとするが、10月の1カ月間は両市町の住民と企業を先行して受け付ける。

白神ウインド合同会社が建設中の風力発電設備(大森建設提供)
白神ウインド合同会社が建設中の風力発電設備(大森建設提供)

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