能代市でアメシロの幼虫多発 お盆すぎから相談急増

 能代市内で今夏、ガの一種・アメリカシロヒトリ(アメシロ)の幼虫である毛虫の発生が増えている。樹木の葉への食害を防ぐために市が薬剤散布を行った街路樹(能代地域)の本数は昨年の2・4倍、公園の数は1・6倍に上り、9月も防除対策が必要な状況。民家の庭木などでも発生し、市への相談はお盆すぎから急増した。市は、防除用の薬剤噴霧器を無料で貸し出すなどして対応している。アメシロは桜やプラタナスなどの落葉広葉樹に寄生。主に6~9月にかけて発生する幼虫に毒針毛はないため、人への直接的な被害はないが、大量に発生すると街路樹や庭木の葉を食い荒らす。噴霧器の貸し出しに関する問い合わせは、市環境衛生課(☎0185・89・2174)へ。

アメシロ防除のため、市が無料で貸し出している肩掛けの薬剤噴霧器
アメシロ防除のため、市が無料で貸し出している肩掛けの薬剤噴霧器

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