藤琴豊作踊り勇壮に 藤里町の浅間神社例大祭

 藤里町藤琴地区の鎮守・浅間神社の例大祭は8日行われ、秋晴れの下で県無形民俗文化財の藤琴豊作踊りが勇壮に繰り広げられた。大名行列の一行が町を練り歩いたほか、町総合開発センター前では若衆らが獅子踊りや駒踊り、奴(やっこ)踊りなど伝統の踊りを披露し、大勢の見物客を楽しませた。藤琴豊作踊りは、慶長7(1602)年に、佐竹義宣公が水戸から秋田へお国替えとなった際、主君の長旅の寂しさを慰めようと、家臣が行った道中芸が起源とされている。昭和39年に県無形民俗文化財に指定され、現在は上若郷土芸能保存会(菊地弘章会長)と志茂(しも)若郷土芸術会(田中文雄会長)が継承している。

秋晴れの下、若駒たちが勇壮な舞を披露した駒踊り
秋晴れの下、若駒たちが勇壮な舞を披露した駒踊り

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