県トラック協能代山本支部が講習会 関係法令改正ポイントを理解

 県トラック協会能代山本支部(斉藤陽悦支部長)の講習会は先月30日、能代市柳町のプラザ都で開かれ、出席者がトラック運送業界を取り巻く課題と関係法令の改正点などに理解を深めた。会員事業所15社から約20人が出席。県トラック協会適正化事業部の潮田菊郎部長の講話「貨物自動車運送の状況等について」を聞いた。今年4月に改定された厚生労働大臣告示「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)」について、潮田さんは告示の要点や事例を挙げ、「連続運転は4時間以内と決まっているが、高速道路のパーキングエリアなどに駐停車できない状況といったやむを得ない場合は30分延長できる」、「1日の拘束時間などから除くことができる『予期し得ない事象』への対応時間は、運転日報上での記録に加え、公的機関の情報など客観的な記録も必要」と適正な運行管理をする上でのポイントをアドバイスした。

改善基準告示の要点に理解を深めた講習会
改善基準告示の要点に理解を深めた講習会

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