「2校」案に質疑続出 能代地区の高校統合再編構想案説明会

 県教育庁は2日夜、能代市文化会館中ホールで能代地区の高校統合等再編整備構想案の説明・意見交換会を開いた。第8次高校総合整備計画素案(8~17年度)は同地区の全日制3校(能代、能代松陽、能代科学技術)を「2校に統合再編する必要が予想される」と明記。参加者から、地域の声を反映するため協議会を早期に設置し、議論を開始するよう求める声があった。一方で、能代山本から秋田市内の高校へと進学する生徒が徐々に増える中、統合再編がさらに「秋田市一極集中」といった生徒数の偏在を進めてしまうことへの懸念、地域の高校が築いてきた伝統の重みを県教育庁側がどう捉えて構想案を策定したかをただす声もあった。

約30人が出席し、県教育庁担当者の説明を聞いた(能代市文化会館中ホールで)
約30人が出席し、県教育庁担当者の説明を聞いた(能代市文化会館中ホールで)

関連記事一覧

error: Content is protected !!