梅内で見つかったクジラの化石を理解 信州大の山田教授が解説

 能代市立二ツ井図書館の図書館講座「二ツ井地域から見つかったクジラの化石」は29日、同市二ツ井町庁舎大会議室で開かれた。梅内地内で発掘調査を続けている信州大の山田桂教授が化石の学術的意義や、なぜ山中でクジラの化石が発見されたのかを解説した。クジラの化石は、微化石を通じて古い時代の環境を調査している山田教授が4年前に梅内の市有地で発見した。270万年前のヒゲクジラ類の大型クジラと考えられ、下顎のサイズなどから全長14~15㍍と推定されており、現在も発掘作業が続けられている。講座は9月から発掘調査を再開するのを前に開かれ、地元住民ら約40人が聴講した。

山田教授が大型クジラの化石調査から分かってきたことを解説
山田教授が大型クジラの化石調査から分かってきたことを解説

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