県、クマ出没対策に着手 山本郡3町4地区でも

 県は、ツキノワグマの出没を防ぐため県内35地区を対象に放任果樹を伐採したりやぶを刈り払って「緩衝帯」を整備する緊急対策事業に着手する。過去に人身被害が発生したり目撃情報があった場所を中心に実施地区を選定、能代山本では三種町、八峰町、藤里町の計4地区で順次伐採作業に着手する。今年度、県内では9件10人の人身被害が発生し、県内全域への出没警報が継続中。収穫期の秋に向かいクマの出没増加も懸念される中、県自然保護課は、緊急対策事業により「出没する要因を少しでも減らしたい」としている。

クマの出没情報がある藤里町矢坂の藤琴川右岸で、やぶの刈り払いが行われる
クマの出没情報がある藤里町矢坂の藤琴川右岸で、やぶの刈り払いが行われる

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