能代・菊池が殊勲のサヨナラ打 「甘い球、絶対に振ろうと」
延長10回タイブレークまでもつれ込む緊迫の一戦となった能代─津久見の準々決勝は、途中出場の菊池洸太郎(2年)が右翼線に打ち返して殊勲のサヨナラ打。執念の一振りで勝利をつかみ、菊池は「ライン際でファールになるかと思ったが、落ちた瞬間に俺が決めたんだという気持ちでいっぱいになった」と喜んだ。西東北大会まで背番号7を背負っていたが、今大会は17番でメンバー入り。1回戦は出場の機会がなかったが、「いつか打席に立つと思っていた」。延長10回1死満塁という絶好機に打席に立つと、「初球で甘い球が来たら絶対に振ろうと思っていた」と初球の内角低めの緩いカーブを捉えて右翼線に運び、試合を決めた。