米代川能代地区で河道掘削着工 悪土川氾濫防止も期待

 国土交通省の米代川能代地区河道掘削事業着工式は24日、能代市文化会館中ホールで行われた。能代地区の米代川で流域の浸水被害防止を目的とした事業で、複数年かけて行う方針。今年度は「中川原工区」に着手する。着工式でセレモニーなどを行い、関係者が早期完成に向けて期待を寄せていた。河道掘削は能代、二ツ井、鷹巣、大館の4地区で計画。今年度に最下流部の能代地区から着手し、JR五能線橋りょう付近から鶴形地区まで約9㌔の区間で行われる。米代川のほか支川の悪土川流域の被害防止も目的。悪土川流域は大雨のたびに浸水被害が繰り返され、昨年7月の記録的大雨の際も被害が出た。米代川の河道掘削により大雨時の水位を低下することで、悪土川の被害発生リスクを減らせることが期待されるという。

出席者がボタンを押し、工事現場でバックホーによる掘削作業が行われたセレモニー
出席者がボタンを押し、工事現場でバックホーによる掘削作業が行われたセレモニー

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