2カ月間の「マイナ救急」実証事業、23日スタート 能代山本広域消防本部

 マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)を活用した救急活動の在り方を検証する消防庁の「マイナ救急実証事業」が、23日から2カ月間、能代山本広域市町村圏組合消防本部で行われる。現在、救急隊は傷病者や家族らから既往歴や受診したことがある医療機関などを聞き取っているが、マイナ保険証を活用することで正確な傷病者情報の把握、迅速な救急搬送が期待できる。担当者は「意識状態が悪い方でも救急隊員が正確な情報を得られるのが一番のメリット。保険証やお薬手帳だけでなく、マイナンバーカードの携帯にも協力をお願いしたい。カードがないと搬送できない、という訳ではないので安心してほしい」としている。問い合わせは同消防本部救急課(☎0185・52・3368)へ。

23日から始まる「マイナ救急実証事業」に向け、準備を進める救急隊員ら(能代市緑町の能代消防署で)
23日から始まる「マイナ救急実証事業」に向け、準備を進める救急隊員ら(能代市緑町の能代消防署で)

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