「特殊詐欺」の悲哀描く 能代小劇場、2年ぶり自主公演
能代市の劇団能代小劇場の第16回自主公演「ドラマチックには手を出すな」が17、18の両日、市文化会館中ホールで行われた。近年、県内で被害が深刻化している特殊詐欺が題材。さまざまな手口でだまされる悲哀や家庭が壊れる惨状を演じた。2日間で約500人が詰め掛け、団員らの生き生きとした演技を見たり、作品に共感したりして楽しんでいた。同劇団は平成3年に「能代市民劇場」と「11人の会」に所属していた有志らで結成。昨年は小坂町の康楽館、三種町の山本ふるさと文化館で依頼公演を引き受け、自主公演は2年ぶりとなった。