能代港に洋上風車の建設拠点が完成 「基地港湾」機能整う

 国土交通省が能代市の能代港大森地区で令和2年度から進めてきた洋上風車の建設拠点整備が7月末で完成した。既存の防波堤を壊して埋め立てたり、地盤改良を実施したりして、新たな岸壁を整備した。当初は今年3月で終える予定だったが、洋上風車の大型部材を置く埠頭の地盤強化工事が難航し、工期が遅れていた。国が再生可能エネルギーの切り札と位置付ける洋上風力を推進する「基地港湾」としての機能が整い、これまでできなかった大型部材の組み立てや洋上風力専用船の係留が可能になった。

洋上風力発電の地盤強化工事を終えた能代港大森地区(秋田港湾事務所提供)
洋上風力発電の地盤強化工事を終えた能代港大森地区(秋田港湾事務所提供)

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