耐震診断の低調続く 5年度の費用助成3件 能代市
能代市は、昭和56年以前に建築された木造戸建て住宅を対象に耐震診断・耐震改修の費用を助成する「市木造住宅耐震診断・改修事業」の5年度実績をまとめた。耐震診断を行ったのは3件で、4年度の0件よりはやや上向いたものの、引き続き実績が低調な状況にある。平成21年度に事業を開始してからの15年間で診断の実績は22件となったが、改修に至ったケースは1件もない。自己負担の大きさや家主の高齢化が低調さの背景にあるとみられ、全国的に地震が頻発する中でも関心は上向いていないのが現状だ。