富根地区「下部通り音頭」が有終の美 愛宕神社例大祭で巡行

 能代市二ツ井町富根地区の鎮守・愛宕神社の例大祭は24日に行われた。みこしや県指定無形民俗文化財の羽立大神楽、今年で最後となる下部通り音頭など地区に伝わる郷土芸能が町内を練り歩き、五穀豊穣、無病息災などを願って舞い踊って住民たちを楽しませた。前日の23日が宵祭り。24日の本祭は同神社で神事を執り行い、地域の安寧などを祈願した後、羽立大神楽、下部通り音頭、富根報徳番楽が神社を出発し、地区内を巡行した。このうち大正初期から続く下部通り音頭は、担い手不足のため今年が最後の披露。伝統の郷土芸能を記憶と記録に残そうとカメラを手にして映像と写真に収める人も多く、秋田音頭に合わせた優美な手踊りを見守った。

最後の披露となる「下部通り音頭」も行列をつくり、惜しむ住民たちに優美な手踊りを見せた(富根地区で)
最後の披露となる「下部通り音頭」も行列をつくり、惜しむ住民たちに優美な手踊りを見せた(富根地区で)

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