水田の圃場整備率、微増も県内最下位変わらず 県山本振興局管内
県山本地域振興局は、5年度末時点の水田の圃場(ほじょう)整備状況をまとめた。能代山本4市町の水田面積に対する整備率は53・7%で、前年度から0・4㌽上昇したが、県内八つの振興局管内で最も低い。代々守ってきた水田に愛着があり、地域によっては圃場整備への合意形成に難しさがあることなどが一因とみられる。県は区画の整理・拡大により作業の効率化・コスト削減を図り、生産性向上と農地の維持につなげようと整備推進を掲げており、継続箇所の事業を進めるほか、希望がある地域の合意形成を支援していく方針。