「平穏な世に」の願い込め 保坂さん、メイン砂像制作 

 三種町の釜谷浜海水浴場を会場に、今夏で第28回を数える砂の祭典「サンドクラフト2024inみたね」のテーマは「世界の神話・伝説」だ。27日に迫った開幕に向け、作家や地域団体が各国の神話などに基づく作品の創作に励んでいる。このうち能代市生まれの砂像彫刻家、保坂俊彦さん(50)=宮城県東松島市地域おこし協力隊=は、全26作品で最も大きいメイン砂像(高さ3㍍)の制作を担う。題材は「天照大神」。近年の新型コロナウイルス感染拡大では多くの人が辛抱や自粛を強いられ、保坂さん自身は4月に台湾で花蓮地震を経験。苦難が続くからこそ、「平穏な世の中であってほしい」との願いを込めて砂と向き合っている。

砂像の制作に励む保坂俊彦さん
砂像の制作に励む保坂俊彦さん

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