佐竹知事「クマダス以外の情報も必要」 ネット環境ない人に配慮を

 県がツキノワグマ等情報マップシステム「クマダス」の運用を開始したことに伴い、県警が8月からツキノワグマの目撃に関する報道機関向けの広報を一部終了する方針を示していることについて、佐竹知事は22日の定例記者会見で「ネット環境がない人もいるので、クマダス以外の情報の出し方も十分に注意してやる必要がある」との考えを示した。県警は現在、報道機関向けに1日4回、クマの目撃に関する「まとめ広報」を発表する一方、県は7月から、ウェブサイトの地図上でクマの目撃情報などを確認したり、登録者がメールで情報を受け取ることができるクマダスの運用を開始。県警は県と協議した上で、まとめ広報を終了する方針を決め、18日に報道機関に説明したが、報道機関側には、クマダスには確認が不十分な情報が混じる可能性があるなどとして、まとめ広報を継続すべきとの声がある。

クマの目撃情報に関する県民周知について考えを述べる佐竹知事
クマの目撃情報に関する県民周知について考えを述べる佐竹知事

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