水素社会構築に向けたJAXAシンポジウム、20日に能代で初開催
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とJAXA宇宙科学研究所主催の「第3回水素社会構築に向けた液体水素利用シンポジウム」は、20日午後1時から能代市海詠坂の能代山本広域交流センターで開かれる。JAXA能代ロケット実験場の展望や市の水素ラボ構想などについて基調報告するほか、官学関係者によるパネルディスカッションで水素の実証や将来像などを話し合う。同日午前と19日には同市浅内の実験場見学会を行う。企業や大学、研究機関など県内外から200人以上が参加予定。同実験場では現在、ロケット開発だけでなく液体水素の試験が多く行われており、大規模実験に向け試験エリアの拡張計画が進む。シンポジウムはこれまで東京大で開かれてきたが、液体水素需要の具体化と地元のサポート体制を強化しようと、同市で初めて開く。