アワビの資源回復願い稚貝400個を放流 八峰町岩館漁業協議会
八峰町の岩館地区アワビ漁業協議会(渡部正寛会長)は先月28日、岩館地区の沿岸にアワビの稚貝400個を放流した。アワビの資源回復を目指した同協議会独自の取り組みで、関係者が順調な成長と豊かな海洋になることを願いながら、藻場に次々に稚貝を放していた。同町では毎年、県栽培漁業協会からアワビの稚貝を仕入れて放流し、今年も春に実施した。ただし、同協議会によると、放流している稚貝は小さいため、大きく育つ前に魚に食べられる食害が発生しているのが現状だという。