鹿角の研究会、伝統の紫根染・茜染展示 ７月５日から旧料亭金勇で

　鹿角地域の伝統的な染色技法の継承に取り組む「鹿角紫根（しこん）染・茜（あかね）染研究会」（関幸子会長）が、７月５日から３日間、能代市柳町の旧料亭金勇で作品展示会を開く。木都として栄えた能代市の歴史的建築物を会場に、伝統の鹿角紫根染・茜染の格調高い美しさに彩られた空間を楽しんでもらおうと能代市内で初めて企画。八峰町峰浜水沢出身の関会長（79）＝鹿角市＝は「能代山本の方たちにも鹿角紫根染、茜染の良さを楽しんでもらい、伝統工芸継承への思いを共有していきたい」と話す。入場無料。