赤ささげ産地化へ種まき 耕作放棄地に下岩川地域づくり協議会

 餡(あん)や赤飯などに用いられる豆「赤ささげ」の産地化を目指す三種町の下岩川地域づくり協議会(近藤久信会長)は15日、中野集落の農地で播種(はしゅ)作業を行った。耕作放棄地を活用し、下岩川地区にとって新たな産業を創出する取り組みで、住民たちが協力して作業に励んだ。発芽後は支柱立てや除草といった作業を行い、8月中旬以降の収穫が見込まれる。生産が順調に進み、乾燥や選別などを終えた赤ささげは秋田市の豆類卸売業が全量買い取る予定。近藤会長は「挑戦しないことには何も始まらない。今年の生産活動を今後につなげていきたい」と話した。

赤ささげの産地化を目指す下岩川地域づくり協議会が播種(三種町下岩川の中野集落で)
赤ささげの産地化を目指す下岩川地域づくり協議会が播種(三種町下岩川の中野集落で)

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