役七夕の現状を理解 課題共有求める声も 不夜城在り方検討会
大型城郭灯籠が能代市中心部を運行する能代七夕「天空の不夜城」の在り方検討会が18日、能代市役所で開かれた。能代伝統「役七夕」の関係者が歴史や運行組織などを説明したほか、少子高齢化を背景に運行人員の確保などが課題に挙がっている現状を報告した。出席者からは「役七夕なくして天空の不夜城は存在し得なかった」として、天空の不夜城も役七夕も存続に向けて課題を共有すべきという意見が聞かれた。検討委の座長を務める元県立大木材高度加工研究所教授の山内繁さんは「検討委は来年度以降の天空の不夜城の在り方を提言するために協議を続けている。今年の運行(8月2、3日)が終了した後、できるだけ速やかに提言の方向性を定めたい」と話した。