白神山地の「価値」学習 藤里学園でブナ林モニタリングプロジェクト始動
藤里町藤里学園(佐藤政彦校長)の生徒が白神山地の価値と保全を学ぶ「藤里町ブナ林モニタリングプロジェクト」が6日、始まった。初めての活動となる事前学習には、白神山地世界遺産地域科学委員会の委員長で、以前から同町に縁がある中静透さんを講師に迎え、白神山地がなぜ世界遺産に登録され、ブナ林の何が貴重なのかを学んだ。生徒たちは今後、大沢地区釜谷のブナ林で実地調査を行い、木の幹回り計測や、ブナの実がどれだけできるかなどブナ林の変化を観察し、ブナの一生や世代交代、気候変動の影響などを考えることにしている。