能代市、老人憩いの家「白濤亭」を廃止する意向

 能代市6月定例議会は4日開会し、会期を24日までの21日間と決めた後、正副議長選などに続いて斉藤市長が行政報告を行った。市老人憩の家「白濤亭」(落合字大開)について、著しく老朽化が進んでいるとし、今年度末で廃止したいとの考えを示した。市長寿いきがい課によると、白濤亭は昭和48年度に建設。おおむね60歳以上を利用対象とし、入浴や大広間での休憩、カラオケなどに利用されており、5年度は1万903人が利用した。建設から半世紀が経過して著しく老朽化が進行。昨年6月には浴室用のポンプが故障し半月ほど休館したほか、現在もシャワーのためのボイラーが故障中。また、浴室タイルの剝がれや建物自体のゆがみも見られ、安全性に不安が生じていることから、大規模改修が必要な状況という。

6月定例議会が開会し、斉藤市長が行政報告を行った
6月定例議会が開会し、斉藤市長が行政報告を行った

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