水素ラボ構想実現へ 能代市、年内にも設備整備計画策定
能代市は28日、「市水素ラボ構想」の実現に向け今年度、関連設備の整備計画の策定に取り組む考えを示した。水素を活用するベンチャー企業等が入る「水素オフィスラボ」を建設する構想で、その前段階として、宇宙航空研究開発機構(JAXA)能代ロケット実験場から発生する水素ガスを再利用して企業に提供する設備を市が整備する。企業のニーズ等を調査した上で設備の機能や仕様を固め、整備計画に盛り込むもので、6月補正予算案に策定費を計上する。斉藤市長は28日の記者会見で、水素社会実現への取り組みについて「日本の1番になるという思いで取り組みたい」と語った。