津波の犠牲者を追悼 能代港の慰霊碑前で献花式

 日本海中部地震の津波により36人が亡くなった能代市の能代港で26日、市主催の献花式が行われた。斉藤市長や遺族らが殉難者慰霊碑に花束をささげ、東北電力能代火力発電所の工事中に津波に巻き込まれ犠牲となった作業員らの冥福を祈った。地震が発生した昭和58年5月26日、能代港では能代火力発電所の埋め立て工事や防波堤の築堤工事が行われており、作業員らが命を落とした。近くの大森山地区の緑地には、殉難者慰霊碑が建立され、津波犠牲者36人の名前が刻まれている。献花式には斉藤市長や市の部長級職員、遺族ら合わせて約50人が参列した。

慰霊碑に花を手向け、津波で命を落とした人たちの冥福を祈る遺族ら
慰霊碑に花を手向け、津波で命を落とした人たちの冥福を祈る遺族ら

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