能代厚生医療センター、脳血管内治療可能に 4月に専門医着任
能代市落合の能代厚生医療センター(太田原康成院長)は今年度から、急性期脳梗塞に対する機械的血栓回収療法や、脳動脈瘤のコイル塞栓術といった脳血管内治療を行っている。カテーテルと呼ばれる細い管を用いる治療方法で、日本脳神経血管内治療学会認定専門医の阿部考貢医師(37)が4月に着任し、施行が可能になった。機械的血栓回収療法は、能代山本地域で年間30~40例ほどが適応になると見込むが、血栓を溶かす薬の治療のみと比べ、社会復帰や自宅へ退院できる可能性が高くなり、実際に後遺症もなく1週間で自宅へ退院した事例もあるという。