能代市の30代男性、ロマンス詐欺で２０６万円被害

　能代署は19日、能代市内の30代男性が「ロマンス詐欺」被害に遭い、現金約２０６万円をだまし取られたと発表した。管内でのロマンス詐欺被害の発生は初めて。同署によると、先月８日に被害男性が利用する動画投稿サイトを通じてスマートフォンにダイレクトメッセージが届き、無料通信アプリで連絡を取り始めた。同11日に仮想通貨「ビットコイン」の取り引きを勧められ、指示に従って８回にわたって会社名義の口座に現金を振り込み、現金をだまし取られた。同署は、同様の手口での被害が全国で相次いでいることから、勧誘があった場合は１人で判断せず警察に相談するように呼び掛けている。