「能代バイオマス発電所」が操業停止 電力供給先の廃業受け
能代森林資源利用協同組合(鈴木榮光理事長)が運営する能代市鰄渕の能代バイオマス発電所(最大出力3千㌗)が4月下旬で操業停止したことが7日、分かった。同発電所でつくった電力と蒸気の供給先である隣接のアキモクボードが同時期に自主廃業することに伴い、全国に先駆けて平成15年2月から供用していたバイオ発電所も同社と連動する形で廃業する。梱包材や家具部材などに使うハードボードや畳の芯材といった製品を生産するアキモクボードの年間売上高がコロナ禍で半減したほか、住宅着工の減少や畳を使う和室から洋室化への移行などで市場が縮小したことが響いた。